2016年08月07日

『世界で活躍するウチナーンチュ』 前原信一 先生  

8月に入りましたやし
早いもので4月にスタートしました幸寿大学も、もうすぐ半年が経とうとしています。

8月最初の講義は前原信一先生 『世界で活躍するウチナーンチュ』 
3回に渡って、世界各地に海を渡っていった沖縄県人の移民について学習しています。

8月4日 3回目の講義は南米移民について

『世界で活躍するウチナーンチュ』 前原信一 先生  


元OTVアナウンサーの前原先生、先生自身が世界各地の県人2世、3世を取材されて、1987年から15年間、 世界ウチナーンチュ紀行で放送されました。その功績が讃えられハワイ大学より名誉人文学博士号を授与されていらっしゃいます。

1906年、沖縄から初の南米への移民、ペルーへ36人が新天地を求めて海を渡りました。
あいついで1908年、ブラジル、アルゼンチン、ボリビアへ・・・入植当初は苛酷な労働・生活環境、他県人からの差別、マラリア、熱病、死亡者が続出!あまりにも酷い状況から脱出するため町へと移動、アンデスを越えてボリビアへ・・犠牲者も多かったといいます。
流浪と苦闘の時代を経て都市部へ定着し、やがて呼び寄せの時代へ・・
現在、ブラジルは南米1の移民国 日系人は180万人!そのうちの1割が沖縄系だそうです。

沖縄県人は厳しい状況の中でも持ち前のユイマール精神で県人同士助け合い、沖縄コミュニティーを築き上げ、現在まで継承されています。
厳しい状況の中、大変な苦労をされたからこそ絆も強まっていったのでしょう。


『世界で活躍するウチナーンチュ』 前原信一 先生  


お話の中でとても興味深いエピソードがありました。
ブラジルで日本人初の歯医者になった キンジョウ ヤマトと賭博師のイッパチ。対照的な道に進んだ二人は生涯友情で交流があったといいます。
前原先生、たいへん貴重な講話をありがとうございました。よつば

次回 前原先生の講義は
    9月8日 『フィリピン、南洋群島の移民について 』です!


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Posted by ペアーレ楽園・幸寿大学校 at 13:58│Comments(0)暮し生活歴史・文化シニア
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